予算一万円以内で楽しめるミラーレス一眼とオールドレンズをご紹介します!

レビュー CARL ZEISS JENA TESSAR 2.8/50mm

 

お手頃価格の【本物のカール・ツァイス】鷲の目 TESSAR

世界的に有名なドイツの工学メーカーであるカールツァイス社(Carl Zeiss)が1902年に開発したのが3群4枚のレンズ構成のテッサー(TESSAR)です。
それまでの3群3枚のトリプレット型などに比べて歪曲が少なく、何よりもピントのシャープさが群を抜いていました。
その写りの良さから「の目テッサー」と呼ばれたこの高性能レンズはその後の数十年に渡り他社のレンズに影響を与え、コピー品や改良品が数多く製造されました。
ツァイスイエナのテッサー2.8/50は現在でも中古の玉数が豊富で2017年9月現在でも程度の良いものが1万円以下で入手できます。
歴史のある憧れのカールツァイスの銘玉がお手軽に楽しめるのもオールドレンズならではの魅力です。

どちらも本家本元!二つのカールツァイスが存在することによる混乱

カールツァイス社は第2次大戦終了後、ドイツの国家分断によって西ドイツのZeiss Opton(ツァイスオプトン)と東ドイツのCarl Zeiss jena(カールツァイスイエナ)に分かれてしまいます。
当然どちらも本物のカールツァイスですが両社は名称を巡って争い訴訟問題となりました。
最終的に勝った西側が製品にカールツァイスを表記して東側のツァイスは東ドイツ製であることを示す【aus】や【DDR】といった表記を追加することになります。

このページでは1940年代後半から登場したカールツァイスイエナのM42マウントモデルを紹介していきたいと思います。

バリエーションによる違い

M42マウントのTessar 2.8/50 には主に4種類のバージョンがあり細かい仕様変更で更に多くのモデルが存在します。

最初のM42マウント 2.8/50 のテッサーは1940年代~50年代のアルミ鏡胴モデルから始まります。
画像は50年代の後期モデルで前期モデルにあるレンズコーティングを表す赤い【】マークがありません。
アルミ銅鏡モデルの主な違いは以下です。

50年代前期:【T】マークまたは【王】マーク(レンズコーティングを示す)有、Q1マーク(高品質を示す)有、絞りリングにライン有、プリセット絞り。

50年代中期:【T】マークのみあり(レンズコーティングを示す)有、Q1マーク(高品質を示す)有、絞りリングのライン無し、プリセット絞り。

50年代後期:【T】マークは無、Q1マーク有、絞りリングのライン無、筐体下部が大型化、自動絞り。

アルミ鏡胴の全モデルに共通して最短撮影距離が50cm 最小絞り値F16

 

60年代前期:黒鏡胴になりフォーカスリング部に合皮が巻かれている。
最短撮影距離50cm 最小絞り値はF16→F22に改良されています。
aus(東ドイツ製を表す)を明記。

 

60年代後期:ゼブラ柄の鏡胴となる。自動絞り。
最短撮影距離が50cm→35cmに短縮され、最小絞り値もF16→F22に改良されています。

 

70年代:黒鏡胴となり西ドイツ製品との判別のために東ドイツ製を表す【DDR】が明記される。
自動絞りで切り替えスイッチ式となる。
後期モデルでは絞りリング上部のシルバー部分も黒く塗装される。
最短撮影距離が50cm→35cmに短縮され、最小絞り値もF16→F22に改良されています。

 

新旧のJENA TESSAR 2.8/50を比較撮影

今回は50年代のアルミ鏡胴モデル(以降S/TESSARと表記)と70年代の黒鏡胴モデル(以降DDR/TESSARと表記)でテスト撮影を行いました。
両レンズのスペック上の大きな違いは最終モデルであるDDR/TESSARは最短撮影距離が50cm→35cmに短縮され、最小絞り値もF16→F22に改良されていることでしょうか。
結論から申しますと筆者の拙い技術と目では個人的には大きな違いは感じられないと言う印象です。
やはりキレキレのピントと強いコントラストで素晴らしく良く写るなという印象を持ちました。
皆様のご参考になれば幸いです。

 

CARL ZEISS JENA 新旧 TESSAR 2.8/50mm 比較撮影サンプル

S/TESSAR=50年代アルミ鏡胴モデル

DDR/TESSAR=70年代黒鏡胴モデル

マイクロフォーサーズ

 

CARL ZEISS JENA 新旧 TESSAR 2.8/50mm 撮影サンプル

S/TESSAR=50年代アルミ鏡胴モデル

DDR/TESSAR=70年代黒鏡胴モデル

APS-C

 

 

 

 

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