予算一万円以内で楽しめるミラーレス一眼とオールドレンズをご紹介します!

レビュー PENTACON F3.5/30mm

 

ドイツの名門マイヤーの血を受け継ぐコンパクトな広角レンズ

PENTACON 3.5/30はカール・ツァイス社最大のライバルとして君臨していたマイヤー社のLydithをベースに開発されています。
第二次世界大戦後に旧ソ連体制下の東ドイツ側に取り込まれた名門マイヤー社は1968年頃に設立されたPENTACON公社に吸収合併されてしまいます。
そこでメイヤー社の設計をベースにして製造されたのがPENTACONシリーズです。
この時期に多くのマイヤーの技術がPENTACONシリーズに受け継がれました。

左から順にPENTACON auto 1.8/50 マイヤーOrestonがベース
Pentaflex-Color2.8/50 マイヤーDomiplanがベース
PENTACON auto 2.8/29 マイヤーOrestegonがベース
PENTACON 3.5/30 マイヤーLydithがベース

コンパクトな広角でAPS-Cやマイクロフォーサーズの普段使いレンズとして最適

F値も3.5とあまり明るくもなくボケも大きくありませんがコンパクトで非常に扱いやすいレンズです。
やはり最大の利点は30mmの広角レンズであるという点に尽きるのではないでしょうか?
オールドレンズはフィルムカメラの35㎜のフルサイズを基本としている為、現在のミラーレス機に多いAPS-Cで50㎜の標準レンズを取り付けると75㎜、マイクロフォーサーズでは100㎜相当と準望遠レンズに近い画角となってしまいます。
PENTACON30mmを使用した場合APS-Cで45mm程度、マイクロフォーサーズでも60mm程度の焦点距離になりますから、ちょうど標準レンズに近い使用感です。
50mm標準レンズでの風景撮影や背景を取り入れた構図での撮影が困難で、どうしても一部を切り取ったような構図になってしまったり撮影自体を諦めたりという経験がお有りではないでしょうか?
そんな時に50mm標準レンズともう一本、このPENTACON3.5/30のようなコンパクトな広角レンズを持ち歩けば一気に撮影の範囲が広がります。
また最短撮影距離も35cmまでと比較的に短く、このレンズ1本でも景色から小さな物まで殆どの撮影が可能となりますのでミラーレスの普段使いの常用レンズとしても良いのではないでしょうか?

レンズの特徴としてはf3.5開放では比較的にソフトな描写ですがf4からピントが強めに引き締まりf5.6以降はカッチリとした描画になります。
同じ広角レンズのPENTACON2.8/29が開放からf5.6付近までソフトな描写であるのとは違いがあります。
ボケはあまり期待できませんのでf5.6からf8まで絞り込んでパンフォーカス的に使うのが良いかと思います。

また濃厚な色のりは前身であるマイヤーの特徴を引き継いでいると感じます。

 

PENTACON auto 2.8/29(右)
PENTACON 3.5/30 (左)
同じPENTACONの広角レンズである2.8/29よりも一回り小振りです。

絞りはプリセット式の手動のみとなります。
ピン押し機能のないマウントアダプターでも使用可能です。

 

マイクロフォーサーズ撮影例
上:czj Tesser 2.8/50mmで撮影
下:PENTACON 3.5/30で撮影
同じ位置からの撮影ですが広角レンズのPENTACON3.5/30なら
マイクロフォーサーズでも奥行きのある構図が可能です。

最短撮影距離は33cmでかなり寄れます。

M42マウントのマウントアダプターが必要

ミラーレス一眼への装着にはM42から変換するマウントアダプターが必要となります。

PENTACON  3.5/30mm と50mm標準レンズの比較撮影サンプル 

APS-Cとマイクロフォーサーズのカメラで同じ位置から50mm標準レンズとPENTACON 3.5/30で撮影して画角の違いをテストしてみました。
大きな建物等の撮影や奥行きを出したい構図で広角レンズの特徴が現れます。

PENTACON 3.5/30mm 撮影サンプル  マイクロフォーサーズ
PENTACON 3.5/30mm 撮影サンプル APS-C 

 

 

 

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